マレーシアの就職と暮らしメモ

マレーシアの就職、税金、諸手続き、カフェ、暮らしについて

マレーシアのEPFとTax clearanceの進捗(出国から14ヶ月目)

お久しぶりです。2018年7月~2019年7月までマレーシアで働いていたのですが、2020年9月現在、tax clearanceがいまだ完了していないので、進捗を記録しておきます・・・。まさか1年以上クローズしないとは・・・・・。

EPFについて

2020年3月にようやく返却(出国から8ヶ月)

EPFっていうのはマレーシアの積立式の年金的なやつなんですけど、外国人は加入するか任意で選べて、加入した場合は出国時にまとめて引き出せるんですね。出国前に手続き等をしたのですが待てど暮らせど連絡はなく、メールやコンタクトフォームで何度か連絡したのですが、ほぼレスポンスがなく、やっとあったと思ったら「書類が足りないので持ってきてください」と。。

窓口で全ての書類を確認して提出してるのでないはずはないのですが、まぁ従ってEMSで国際郵便で送って、さらにまた連絡がなくなったので何度もリマインドし続けたら、ようやく3月にCIMBの口座に入金されました。

Tax clearanceについて

2020年9月に誤った額が返却(出国から14ヶ月)

これも何度もLHDNに連絡とってたものの、めっちゃ無視するか2ヶ月後にしれっと連絡してくるかみたいに遅々として進まず、前職の経理担当者にも連絡を続けていたが梨の礫でして、最終的に前職の給与担当者と、その周りの人事のマネージャーとか偉い人を大量に巻き込んでリマインドすることで、2020年9月になってようやく「今月末までに入金します」との連絡がきた。

所得税が正しく計算されていない・・

が、先ほど銀行口座を確認してみたら振り込まれていたものの、自分の計算から50万円くらい足りないんですね。
年のうちの182,3日でしたっけ?をマレーシアに存在していないと、その人は外国人枠になって所得税が28%課される(居住者扱いの税額だと月10,000リンギットでも丁寧に計算したら実質11%ちょいとか)なんですが、それが全然考慮されていない額がCIMB口座に入金されていました。
「多分所得税の計算が考慮されてないっぽいから、内訳送ってくれる?」
と返信したのが今日(2020年9月29日)のことです。

雑記

この辺のリマインド、壊滅的に気力を持っていかれる

このEPFと所得税関連では自分の場合、日本円で100~200万円くらいの額の話なんですが、1年以上にわたって制度調べてあの手この手でリマインドしてって、半端じゃない心労がかかります。マレーシアにいたら税務署に直接乗り込んで割とサッと解決するんでしょうが、如何せん自分はもう日本に住んでいて、このためだけにマレーシアに行くのも馬鹿らしい。かと言って何もなかったことにして忘れてしまえるような金額でもない・・・

CIMBからUFJへはTransferwiseで送金してます

そういえばマレーシアを出る時にメインバンクとして使っていたCIMB bankの口座を閉めようか迷ったんですが、開けておいてよかったですね。マレーシアの年金事務所や前職の法人に「UFJ銀行に海外送金して」とか言ったら難易度、すなわち相手がどれだけ面倒臭いと思うか、がハネ上がりますからね。

CIMBの登録電話番号は日本のものに変えないといけない

Transferwiseでマレーシアの銀行から日本に銀行にお金を動かすには、マレーシアの銀行をネットバンキング化して日本にいながらもアプリやwebから振り込みができる状態でないといけないんですけど、これもマレーシア国外に出てしまうと微妙に面倒臭くて、二重の認証が電話番号に紐づいてたりするんですね。したがって、CIMBに登録している電話番号をマレーシアの物から日本の電話番号に変えないといけません。なんかこれもwebで完結せず書類とか郵送でゴニャゴニャやったんですが、今はなんとかできてます。webからは動かず、iphoneアプリからしかうまくいかないとかの問題はありますが。

もしもう一度やり直せるなら

当時を振り返り、やり直すならどんな行動をしたのでしょうか。
そもそも「絶対に不備のないように」と万全を期して書類等を準備したのですが、ことがマレーシアで起こっている以上、自分のfaultがゼロだったらうまく進むとか全然そういうわけじゃないんですね。1年も住んでたのにまだ少し甘えがあったようです。 マレーシアの原則は「対面で初めてことが進む」です。丁寧な文面も上司を巻き込んだメールも電話も、一度の来訪と目の前で処理させるに越したことはありません。マレーシアにいるうちにどこまで案件をクローズできるかが肝なんですね。 したがって、所得税の外国人から非居住者への切り替えも、マレーシアで完結してから帰国した方がよかったですね。そもそも入国のタイミングをそれを踏まえて年の前半にすべき、とかもありますが。

あとは、出国後に現地でサポートしてもらう協力者を作っといた方がいいですね。この辺の催促業務ってマレーシアにいるといないのとで効率が全然違うので、「成功報酬として戻ってきた額の5%は払うから」みたいにして、できるだけ丸投げできるよう動いた方がよかったかもです。今マレーシアにいる皆様がこのような苦労をなされないことを祈ります・・・。